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Channel: 新着情報 –公益財団法人 滋賀県陶芸の森
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好評開催中 !! 特別企画展「あれもやきもの これもやきもの -アーティスト・イン・レジデンスの20年のあゆみ-

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 滋賀県立陶芸の森は美術館と滞在型スタジオを備えた、全国でも数少ないやきものを専門とした県立文化施設です。平成4(1992)年の開設以来、48カ国860人以上のアーティストが信楽を訪れ、制作活動を繰り広げてきました。その取り組みは広く国内外で認知されるとともに、産地の動向と関わりつつ、新たな滋賀の文化の形成にも寄与しています。

 陶芸の森のアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)での経験を活かして、世界を舞台に活動を展開するアーティストも少なくありません。なかでも若手中堅世代の幅広い取り組みは、次代を担う表現として期待されています。また、20年にわたる活動で培われてきた国際色豊かなネットワークは、多様な出会い・交流の機会をもたらしてきました。 本展では、近年活動が注目されている30代・40代のアーティストを中心に、彼らの取り組みを紹介。現代の陶芸を象徴する「場」となるべく、陶芸の森が試みてきたアーティスト・イン・レジデンス活動の成果から、これからの陶芸の展望をみつめます。

企画概要

第Ⅰ部 胎動と予感・気鋭の作家たち

第Ⅱ部 国際色豊かなネットワーク

第Ⅲ部 現代美術作家の陶芸への挑戦

第Ⅳ部 新たなうつわの創造を目指して

主催・後援および助成金等組織

主 催:滋賀県立陶芸の森 京都新聞社

後 援:滋賀県教育委員会 甲賀市  エフエム京都

助 成:芸術文化振興基金

会 期

平成25年6月18日(火)~9月23日(月祝)の86日間

〔休 館 日〕月曜日 ただし、7/15・8/12・9/16・9/23は開館[7/16(火)・9/17(火)は振替休館]

〔開館時間〕9時30分~17時(入館は16時30分まで)

観覧料

一般/500円(400円)・高大生/380円(300円)
中学生以下無料 
※(  )内は、団体20名以上の料金

関連行事

体験講座はすべて事前申込制(応募多数の場合は抽選)
(1)ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日 程:7月14日(日)、8月11日(日)、9月15日(日) 
時 間:各日程とも13時30分から(1時間程度)

(2)展覧会出品者によるオープンスタジオ
展覧会に出品しているアーティスト・イン・レジデンスOB・OGによるレクチャーとワークショップ(公開制作)を開催します。

平成25年7月7日(日)10:00~16:30 (アーティスト・トークについては、14:30~16:30)
出展者:谷内 薫・小島 修

平成25年9月8日(日)10:00~16:30 (アーティスト・トークについては、14:30~16:30)
出展者:清水真由美・青木 拳

(3)一般向け体験講座「しがらき学ノススメ!」(事前申込制)

①上絵付けに挑戦しよう!
日 程:6月30日(日)講 師:渡部味和子氏(出品作家)

②“練りこみ技法”でうつわをつくろう!
日 程:7月14日(日)講 師:村田彩氏(出品作家)
※時間は①②とも、10:30~16:00

(4)子ども向け体験講座 陶芸家に学べ!この夏、あなたは一番弟子だ!(事前申込制)

①音のでる土の打楽器をつくろう!
日 程:7月21日(日)講 師:髙間智子氏(出品作家)

②物語をたくさんのせた土えほんづくり
日 程:7月27日(土)講 師:津守愛香氏(出品作家)

③赤、白2色の土で器づくりだ! 
日 程:7月28日(日)講 師:北本裕二氏(出品作家)

④ティータイムの器づくり
日 程:8月3日(土)講 師:大西左朗氏(出品作家)
※時間はどの講座も、10:00~16:00頃



第Ⅰ部 胎動と予感・気鋭の作家たち

 陶芸の森でアーティスト・イン・レジデンス事業が立ち上げられた1990年代は、土の造形性とメッセージ性に注目し、その可能性を追究しようという動きが、ピークを迎えようとしていた時代です。時代が移り変わりゆくなかで、その様相はどのように変化してきたのでしょうか?
 ここでは30代から60代の幅広い世代の作家を取り挙げつつ、彼らのやきもの像と時代認識をめぐる多様な視点や、各世代の共通点や世代間の相違について模索していきます。


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度會 保浩
Window – Futamono
2013年
75.5×75.5

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内田 恭子
白人間 ─ごれん─
2012年
26.0×40.0×8.0

第Ⅱ部 国際色豊かなネットワーク

 日本ではあまり前例のない事業としてスタートした陶芸の森のアーティスト・イン・レジデンス。その最も大きな特性は、国際性にあるといえるでしょう。これまで、48カ国860人を超える作家を受け入れています。
 20年以上に及ぶ活動のなかで、国外での“Shigaraki”“Shiga”の知名度を高め、陶芸を軸に国際色豊かなネットワークを構築してきました。ここでは、近年の特徴的な動向を捉えながら、陶芸の森のネットワークの最新事情を紹介します。


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ヌルディアン・イッサン
無題
2008年
壁:36.5×91.0×10.5
人:22.5×10.3×18.2
所蔵:公益財団法人滋賀県陶芸の森

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廬 嬿宇
無題
2012年
35.2×17.6×11.2
所蔵:公益財団法人滋賀県陶芸の森

第Ⅲ部 現代美術作家の陶芸への挑戦

 陶芸の森のアーティスト・イン・レジデンス事業では当初より、建築や民族学など周辺領域との関連性を念頭においた取り組みが試みられてきました。これまで、画家や彫刻家など、さまざまな分野の芸術家たちが、陶芸の森を舞台に制作活動を展開しています。
 とくに近年では、そうした芸術家たちの取り組みや活躍が注目を集めています。素材や技術の制約をものともしない彼らの姿勢には、むしろそれを新鮮な面持ちで楽しむ高揚感が感じられます。


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レイコ・イケムラ
うさぎ観音
2013年
338.5×120.0

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桑名 紗衣子
The aspect to tableware
(Skull on Books)
2012年
27.2×28.4

第Ⅳ部 新たなうつわの創造を目指して

 手に触れ、目で眺め、心で愉しむ…。
「うつわ」は生活に最も身近な「やきもの」です。

 土の質感に釉薬、化粧や絵付け、焼締め陶にみられる土肌の趣きなど、「やきもの」の装飾性は「うつわ」を中心に、多彩な広がりをみせてきました。陶芸の森でも多くの作家が、そうした伝統や特性をベースに新たなうつわ像を追究しています。
 ここでは、デコラティブやシンプルをキーワードに、自身のやきもの像や心象をうつわに表現する作家を紹介します。


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清水真由美
上:Bowl (黄)
2012年
5.4×13.0

下:Bowl (緑)
2012年
5.9×13.0

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山田 晶
左:猩々緋葉紋器
2012年
54.2×31.8・17.7×14.2

右:漆黒線紋器
2012年
41.9×27.1・16.8×11.0

好評展覧中 !!アーティスト・イン・レジデンス企画展「桑田卓郎 - 芬芬(ふんぷん)」

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 滋賀県立陶芸の森は美術館と滞在型スタジオを備えた、全国でも数少ないやきものを専門とする文化施設です。アーティスト・イン・レジデンス展は、陶芸の森で制作を行うゲスト・アーティストの仕事や成果の発表を目的とする展覧会です。今回は2012年の夏から陶芸の森で滞在制作をおこなう、岐阜県在住の作家・桑田卓郎氏の取り組みを紹介します。
 桑田卓郎は梅皮華や石ハゼを活かした緊張感のある造形表現から、プロダクトと手仕事の魅力を活かしたうつわまで、幅広い作風を展開している作家です。彼の作陶に観られる特性は、色鮮やかな色彩とマットな質感にあるといえるでしょう。なかでも自分自身が使ってみたいうつわを追究したという普段使いの仕事は、彼の原点といえる取り組みです。
 シャープなフォルムと原色で彩られた幾何学模様が奏でる韻律、そして化粧を施した素地の穏やかな質感。本展のテーマ「芬芬」からは、植物の瑞々しい薫香が漂ううつわを目指す桑田の想いが垣間みられます。多彩なうつわが互いにシンクロしながら、どのような空間を紡いでゆくのでしょう。彼のこだわりのディスプレイとともにお楽しみください。

【内 容】 花器・鉢・カップ・茶碗・茶碗など、うつわ作品19件を出品

【主 催】  滋賀県立陶芸の森

【会 期】  平成25年6月18日(火)~7月15日(月祝) 25日間
       〔開館時間〕 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
       〔休 館 日〕 月曜日  〔入場料〕 無料
       クロージングセレモニー&アーティストトーク
       平成25年7月15日(月祝) 13時30分~

【会 場】 滋賀県立陶芸の森 陶芸館ギャラリー
      〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7

 

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「芬芬(ふんぷん)」2013年

 

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会場風景

【学歴・職歴他】- 抜粋
1981(昭和56)広島県福山市生まれ
2001(平成13)京都嵯峨芸術大学短期大学部美術科陶芸コース卒業
2002(平成14)財満進(日展会友・広島県)に師事
2007(平成19)多治見市陶磁器意匠研究所修了
2009(平成21)リーチ工房(イギリス)ワークショップ

【公募展・企画展】-抜粋
2004(平成16)第5回益子陶芸展(栃木/益子陶芸美術館)-’06《濱田庄司賞》・’08
2006(平成18)第24回朝日現代クラフト展(大阪/阪急ほか)-’07・’08《奨励賞》
          第46回日本クラフト展(東京/丸ビルホール)
          第36回ながさき陶磁展(長崎/三河内焼伝統産業会館ほか)《最優秀賞》
          第20回四日市萬古焼綜合コンペ(三重/ばんこの里会舘)《審査員特別賞》
          第14回テーブルウェア大賞~優しい食空間コンテスト(東京/東京ドーム)
          -’07・’08・’09《グランプリ経済産業大臣賞》
          第5回出石磁器トリエンナーレ(兵庫/豊岡市立伊藤清永美術館)
2007(平成19)第2回菊池ビエンナーレ(東京/菊池寛実記念智美術館)-’11)
          第45回記念朝日陶芸展(愛知/丸栄ほか)-’08)
          第2回織部クラフト・デザイン大賞(岐阜/アクティブGワールドデザインギャラリー)《銀賞》)
2008(平成20)インターナショナル・ハンドワークメッセ・ミュンヘン2008(ドイツ/Sonderschau.TALENTE)
          第8回国際陶磁器展美濃(岐阜/セラミックパークMINO)《美濃賞》-’11)
2009(平成21)韓日米青年作家交流展-逍遙遊-(韓国/韓国工芸文化振興院))
2010(平成22)COLOR やきものと色の密かな関係(岐阜県現代陶芸美術館))
2011(平成23)現代工芸アートフェア(東京/東京国際フォーラム))
          東海現代陶芸展-思考する新世代(愛知県陶磁資料館))
          Paul Clay(アメリカ・ニューヨーク/Salon 94 Bowery))
2012(平成24)工芸未来派(石川/金沢21世紀美術館))
          WAO 2012 vol.1“CRAFT meets ART”Ceramic Beauty(東京/EYE OF GYRE))
2013(平成25)Ceramic Sculpture(アメリカ・シカゴ/RHONA HOFFMAN GALLERY)

【個展】
栃木/大黒屋 東京/ギャルリーワッツ、銀座黒田陶苑、小山登美夫ギャラリー、ギャラリーMITATE、柿傳ギャラリー、祿ROKU、日本橋三越本店アートスクエア 新潟/ギャラリー栗本 長野/忘我亭 岐阜/画廊光芳堂、ギャラリーこうけつ 愛知/ギャラリー数寄名古屋松坂屋 富山/樂翠亭美術館 京都/ギャラリー器館、小山登美夫ギャラリー 大阪/アートサロン山木 広島/天満屋美術画廊、リベラルアートJPN、オリエンタルギャラリー アメリカ/SALON 94 BOWERY など

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桑田氏制作風景

湖南4館第8回ミュージアムスタンプラリー 実施中 !!

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今年も第8回目となる滋賀県の湖南地域に立地する佐川美術館、滋賀県立近代美術館 滋賀県立陶芸の森、MIHO MUSEUMの4館が連携し、美術ファンへのサービスの向上に努めるとともに、さらなる美術館の活性化をめざして、「湖南4館ミュージアムスタンプラリー」を、実施しています。

ぜひ、滋賀・湖南のアートを巡って下さい!!


実施期間中の陶芸の森のおもな展覧会

6/18(火)~9/23(月・祝)
特別企画展「あれもやきもの これもやきもの-陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス20年の歩み-」

10/2(水)~12/15(日)
特別展「人生を楽しむやきものシリーズ① 酒器の玉手箱」

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陶芸館ギャラリーで開催中 !! 元気いっぱいのやきもの満載!夏休み企画「子どもたちの土の造形―本物との出会いから」展

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 陶芸の森は、学校・文化ボランティア・陶芸家が連携して、やきものを軸とした「本物との出会いの場」づくりを進めています。現在活躍中の陶芸家が教室に出向く出張授業や、来園プログラムとして展覧会や穴窯などの見学を組み込んだ校外学習、そのほか休日に来園する親子連れのやきもの体験などを行っています。これらの「子どもやきもの交流事業」、「世界にひとつの宝物づくり事業」には、昨年のべ 9,000人の参加がありました。
 子どもたちは、やきものの粘土のやわらかさやどんな形にも変化する不思議と出会い、ものづくりのイマジネーションを広げていきます。やきものの楽しさを教えてくれる子どもたちの作品をとおして、陶芸の素晴らしさを紹介します。出品作品は、平成24年度~25年度に制作された子どもたちの楽しい陶芸作品約50点を展示します。


会 場  滋賀県立陶芸の森陶芸館ギャラリー

会 期  平成25年 7月20日(土)~8月25日(日)

     休館日 月曜日

主 催  滋賀県立陶芸の森、世界にひとつの宝物づくり実行委員会

入館料  無料

問い合わせ先
滋賀県立陶芸の森陶芸館
〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
℡0748-83-0968(学芸課直通)
Fax0748-83-1195

出品学校数、及び作品数
滋賀県内7校、 計54点

出品学校(予定)及び出品作品数
大津市瀬田北小学校土面 (土面/15点)
草津市立山田小学校 6年生(シーサー/10点)
草津市立常盤小学校 6年生(種壺/10点)
県立膳所高等学校  2年生(絵付皿と料理を皿に載せた写真/5点)
大津市立小野小学校 6年生(絵付茶碗5点)
近江八幡市立安土小学校(釉薬茶碗/5点)
守山市立中洲小学校 3年生 (土鈴/5点)
総計約50点

展示写真その1



展示写真その2



展示写真その3



展示写真その4



展示写真その5



展示写真その6



展示写真その7



展示写真その8



陶芸の森オリジナル企画展が国内の美術館、博物館にて巡回中!

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DOKIDOKI展もう一度!
「陶芸の魅力×アートのドキドキ展」を岐阜と兵庫で開催!

 ピカソ、ミロから現代アーティストたちの陶芸を紹介し、好評いただいた展覧会。奈良美智ら陶芸の森で制作されたアーティストたちの陶芸とアートに影響を受けた現代の陶芸の迫力をどうぞお見逃しなく!

会場:岐阜県現代陶芸美術館
会期:2013年5月25日(土)~8月25日(日)
ウェブサイト http://www.cpm-gifu.jp/museum/
陶芸の魅力×アートのドキドキ
会場:兵庫陶芸美術館
会期:2013年9月7日(土)~11月24日(日)
ウェブサイト http://www.mcart.jp/


陶芸の森坂口湯呑コレクションを初公開
THE YUNOMI 湯呑茶碗 ‐ちょっと昔の、やきもの日本縦断旅-

 坂口湯呑コレクションは、北海道から沖縄まで、日本の湯呑茶碗に焦点を絞ったコレクションです。近代において「日本人が最もやきものに親しみ、楽しんだ時代」といえる、明治時代末頃から昭和20(1945)年頃にかけて収集されました。このコレクションの見どころは、日本各地の代表的な名工・作家による湯呑茶碗が多く含まれること、日本陶磁の技法・技術のほぼ全てが見られること、ご当地の名所名跡などをデザインした地方ならではの湯呑茶碗が楽しめることです。そして茶碗を通して、当時の日本が見えてきます。
 ぜひ湯呑展を鑑賞して、ちょっと昔の日本を縦断旅してみませんか?

会場:福井県陶芸館
福井県丹生郡越前町小曽原120-61 ℡0778-32-2174
会期:2013年7月13日(土)~8月25日(日)
ウェブサイト http://www.togeikan.jp/
THE YUNOMI 湯呑茶碗‐ちょっと昔の、やきもの日本縦断旅-
会場:姫路市書写の里・美術工芸館
兵庫県姫路市書写1223番地  ℡079-267-0301
会期:2013年10月19日(土)~12月1日(日)
ウェブサイト http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/

好評開催中 !! いまどき、しがらき、かやりき展8月3日(土)~9月23日(月・祝)

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昔ながらの日本の夏を


かやりきを使って、


演出してみませんか?



主催:信楽焼振興協議会 http://shigaraki-shinko.com/

後援:日本家庭用殺虫剤工業会、甲賀市、信楽町観光協会、公益財団法人滋賀県陶芸の森、
NHK大津放送局、びわ湖放送局、エフエム滋賀



平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその1

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその2

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその3

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその4

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその5

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその6

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその7

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその8

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその9

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその10

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその11

平成25年度かやりき展ディスプレイフォトその12

第3回創作研修館オープンスタジオ参加者募集!

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 陶芸の森創作研修館では、国内外の作家が滞在制作をするアーティスト・イン・レジデンス事業を実施しています。平成4年のオープン以来、国内外の陶芸家を受け入れており、その総数は、平成24年度末の累計で48ヶ国、約890名となりました。
 今年度、第3回の創作研修館オープンスタジオは、前回同様、現在、陶芸館で開催中の特別企画展「あれもやきもの これもやきもの-アーティスト・イン・レジデンス20年のあゆみ-」に出品しているレジデンスOB、OGによるワークショップを中心におこないます。
 また、併せて現在滞在中のアーティストが制作しているスタジオを公開します。参加は無料ですので皆様お誘い併せの上お出でください。

●開催日時
平成25年9月8日(日) 10:00~16:30

●特別企画展出展者によるワークショップ
ワークショップ講演者

青木 拳

静穏な気配に込められたメッセージ

1971年 大阪府生まれ
1992年 大阪芸術大学附属大阪美術専門学校陶芸専攻卒業-’93同校研究科修了
2010年 甲賀市信楽町(多羅尾)に薪窯を築窯
1998年 第5回国際陶磁器展美濃(岐阜/多治見市総合体育館)’05・’11、’08金賞
2000年 第3回出石磁器トリエンナーレ(兵庫/出石町立伊藤美術館ほか)佳作賞
2004年 第1回台湾国際陶芸ビエンナーレ(台湾/台北県立鶯歌陶磁博物館)審査委員賞
2005年 The Simple Cup 展(USA・Seattle/KOBO at HIGO)’06・’10
2012年 以美為用展(京都/髙島屋美術画廊)


青木氏出展作品
あな
2012年
15.0~40.0(インスタレーション)

青木拳氏写真
青木拳氏


清水 真由美

生命の美しさと儚さをうつわの姿に重ねて

1970年 千葉県生まれ
1991年 武蔵野美術大学短期大学部専攻科陶磁コース卒業
1999年 国立オーストラリア大学キャンベラ美術学校に招聘
1999年 第39回日本クラフト展(東京/松屋ほか)
2002年 第6回国際陶磁器展美濃(岐阜/セラミックパークMINO)審査員特別賞
2003年 第4回出石磁器トリエンナーレ(兵庫/出石町立伊藤美術館ほか)佳作賞
2004年 非情のオブジェ 現代工芸の11人(東京国立近代美術館工芸館)
2008年 工芸の素姿Ⅰ 回転体の現在性試論(東京/ギャラリー册)


清水氏出展作品
Bowl(黄):上部
2012年
5.4×13.0

Bowl(緑):下部
2012年
5.9×13.0

清水真由美氏写真
清水真由美氏


※スタジオで制作中の陶芸家は、桑田 朋以(東京都)、鈴木 麻起子(滋賀県)、村田 彩(滋賀県)、藤井 龍(東京都)、村山 まりあ(東京都)、呉 昊(中国)、許 芝瑜(台湾)、伊藤 彩(和歌山県)です。

好評開催中! 陶芸館ギャラリー アーティスト・イン・レジデンス企画展「黒川徹 - 覚醒する形象・パラレル ニューロン」

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 黒川徹は“意識の彼方に在るもの”をテーマに、手捻りによる独自の造形を追究している作家です。彼の作陶に観られる特性は、フォルムと構造体が一体化した造形にあるといえるでしょう。その姿は分裂と融合を繰り返し、増殖してゆく神経細胞のようです。そこには可逆的な内と外の関係性に、表現の可能性を探る彼の造形思考が垣間みられます。
 ものを通して五感が入り混じり、互いにシンクロしながら知覚されてゆく感覚。黒川の造形は視覚や質感を通して、脳内に眠るさまざまな意識を覚醒しようとしているのかもしれません。手捻りで構築された大胆な造形には、力強い生命の存在感と彼の表現に対する意思が感じられます。本展では自作の展示台を加えながら、新たな空間構成を試みます。

黒川氏の作品「コーボーの内壁」2012年制作
「コーボーの内壁」2012年制作

【内 容】
創作研修館で制作されたオブジェ作品のほか近作や新作など3件を出品

【主 催】
滋賀県立陶芸の森

【会 期】
平成25年8月29日(木)~9月23日(月祝)

【開館時間】
9時30分~17時(入館は16時30分まで)
〔休 館 日〕 月曜日  〔入場料〕 無料


〔セレモニー&アーティストトーク〕
平成25年9月8日(日) 14時~
また、当日は10時から創作研修館スタジオで、特別企画展出品作家の青木 挙氏と清水 真由美氏によるオープン・スタジオを併せて開催します。どなたでも自由に参加できますので、是非お越しください。

【会 場】
陶芸の森 陶芸館ギャラリー

【学歴・職歴他】- 抜粋
1984(昭和59)京都府亀岡市生まれ
2007(平成19)筑波大学芸術専門学群美術主専攻彫塑コース卒業
2009(平成21)京都市立芸術大学美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器修了
2010(平成22)風と土のふれあい芸術祭-Artist in Residence at IGA-
        (三重/旧矢持小学校)
2012(平成24)滋賀県立陶芸の森創作研修館ゲスト・アーティスト
2013(平成25)新北市立鶯歌陶磁博物館ゲスト・アーティスト(台湾)

【公募展・企画展】-抜粋
2006(平成18)緑道ギャラリー小さな彫刻展vol21(東京/日本都市センター)
        第44回朝日陶芸展(愛知/丸栄スカイルほか)-’07
2007(平成19)第28回長三賞現代陶芸展(愛知/中部国際空港ほか)《長三大賞》
        神戸ビエンナーレ現代陶芸コンペティション
        (兵庫/神戸ハーバーランドほか)《准大賞》 
2008(平成20)京都四芸大陶芸展-ART UNIV.2008(京都/旧立誠小学校)
2009(平成21)アジア現代陶芸-新世代の交換(愛知県陶磁資料館)
2010(平成22)京都工芸ビエンナーレ-京都府美術工芸新鋭展(京都府京都文化博物館)
        やきものの現在-土から成るカタチPartⅥ
        (岐阜/多治見市ギャラリーVOICE)-’12
        ECHO TOUR 2010(京都/京都府庁旧本館)
        アジア現代陶芸展(韓国・ソウル/弘益大学校ほか)
        第10回大分アジア彫刻展(大分/朝倉文夫記念文化ホール)
2011(平成23)アジア現代陶芸展(中国/石湾陶磁博物館ほか)
2013(平成25)Who By Art Vol.2 (東京/渋谷西武美術画廊)

【個展】
東京/INAXガレリアセラミカ 京都/ART SPACE 其の延長、アートスペース虹、京都陶磁器会館ギャラリー 兵庫/ギャラリー坂木 など
【パブリックコレクション】  常滑市 多治見市ギャラリーVOICE

黒川氏制作風景写真
制作風景(創作研修館にて)




第18回信楽セラミック・アートマーケット in 陶芸の森2013開催のお知らせ

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 「作品に触れ作家に触れる」をテーマに県内に在住、在勤の陶芸をはじめとする作家が、自らが制作した質の高い作品の販売をおこなう、作り手と使い手の出会いの場を陶芸の森が提供します。

 また、「よりアートな展示、よりアートな作品」を目指します。今年は、約150ブースの出展です。たくさんの作家さんとの出会いを楽しみに、ぜひ御来園下さい。


開催日時

平成25年10月12日(土)~14日(月・祝)
9:00am~17:00pm (最終日は16:30pm) まで

出展者数等
・陶芸家等の出展
 総出展数:113件:150ブース(テント換算で75張)
(内訳)テントブース数 :126ブース
 フリースペース数: 24ブース

第18回信楽セラミック・アート・マーケット出展者情報


・飲食関係の出店
 出店者数:7店

展示芸術大賞について

展示芸術大賞は、出展者の作品の展示について、評価をするものです。開催期間中、採点を行い最終日に集計し、評価の高かった出展者に下記のとおり賞金を授与するものです。

金 賞・・・5万円/銀 賞・・・3万円/銅 賞・・・1万円

展示芸術大賞の、投票結果の発表と表彰式は、最終日14日の16:00過ぎからの閉会式の中でおこないます。

会場内でのイベント等

マーケット開催中の陶芸の森でのイベントは以下のとおりです。

10月12日(土)、14日(月)午前中
ふうせんくばり、納税週間PR(信楽町納税協会及び陶芸の森主催・太陽の広場レストラン前)

10月14日(月)
滋賀県生活環境事業協会によるイベント

10月12日(土)、13日(日)
ねんどと遊ぶ (子ども向け陶芸体験・産業展示館創作室)

去年の会場風景

好評開催中 !!特別展「酒器の玉手箱」~人生を楽しむやきものシリーズ①~

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 日本は<やきもの好きの国>といわれ、古来より多種多様な陶磁器が作られてきました。
特に庶民層にも陶磁器が普及するようになった江戸時代以降には、色、形、文様とも多種多様なやきものが作られ、普段使いからハレの日の器まで、様々な器が日本人の生活を彩ってきたのです。しかし近年、残念ながらこのすばらしい日本人の器文化が忘れられつつあります。そこで「人生を楽しむやきものシリーズ」では、器種別に様々なやきものの器にスポットを当てていきます。そこにはやきものの器を使う楽しさはもちろん、日本人独特の自然観や、使いやすい道具を生み出す工夫、そしてウィットにあふれる人生を楽しむ力など、様々なテーマが見えてくることでしょう。

 このシリーズ第1回は「酒器」に注目します。「盃を交わす」「盃を返す」「盃論」など盃に関わると言葉が意味するように、盃は単純に酒を飲むための容器であるだけではなく、人間関係などを媒介する道具でもありました。そのため人同志の絆を深め、また日々の暮らしを楽しむために、様々な酒器を生み出してきたのです。その小さなうつわには、人々のこだわりが詰まっています。本展では、江戸時代から昭和前期までのこだわりの酒器約200点を展示します。

  まるで玉手箱を開けたように、多彩な酒器の世界をお楽しみください。

◆展示構成

Ⅰ 酒を注ぐ ―銚子(ちょうし)、徳利(とっくり)-

Ⅱ 人と人とが酌み交わす -盃(さかづき)、盃(はい)台(だい)、盃洗(はいせん)-

Ⅲ 時代を映す酒器 -特別展示「篠田(しのだ)恒男(つねお)酒器コレクション」から-

Ⅳ お気に入りの酒を飾る -陶製ウイスキーボトル-

◆会 期

平成25年10月2日(水)~平成25年12月15日(日)

◆休館日

毎週月曜日
※ただし月曜日が休日の場合は開館し、翌日振替休館
※「第2回信楽まちなか芸術祭」会期中の10/2-10/20は無休

◆観覧料

一 般 600円(480円)、高大生450円(360円)、中学生以下無料
※(  )内は、団体20名以上の料金
MIHO MUSEUM『朱漆「根来」―中世に咲いた華」』展との
共通券 1,200円(通常1600円)

◆会 場

滋賀県立陶芸の森陶芸館 展示室1,2
出品点数:約200点

主 催:滋賀県立陶芸の森、京都新聞社
後 援:滋賀県教育委員会、信楽まちなか芸術祭実行委員会、滋賀県酒造組合、エフエム京都

◆ギャラリートーク(学芸員による展示解説)

日 時:10月13日(日)、11月3日(日)各日とも13時30分から(1時間程度)
参加費:無料 ※ただし当日の特別展入館券が必要

◆体験講座「信楽焼で酒と肴(さかな)を楽しむ器をつくる」(事前申込必要)

信楽の陶芸家の指導により、お酒好きにはたまらない信楽焼の器を作ってみましょう。作品は陶芸の森の穴窯(薪窯)で焼成しますので、信楽焼独特の火色に焼き上ります。(初級者向け)
日 時:10月19日(土) 10時30分~16時まで 
講 師:五代髙橋 楽斎氏(信楽・陶芸家) 
定 員:20名  参加費:6,500円   使用粘土:3㎏

◆「おもしろき酒器~からくり酒器実演会」 (事前申込不要)

陶芸の森魅力アップスタッフが、からくり酒器の実演を行います。
展示を見るだけではわからない、おもしろ酒器のからくりが実感できます。
日 時:10月20日(日)、11月10日(日) 各日とも13時30分から
参加費:無料  ※ただし当日の特別展入館券が必要

◆講演会「やきものとともに 酒器を愉(たの)しむ」 (事前申込不要)

講師:仲野(なかの) 泰裕(やすひろ)氏(愛知県陶磁美術館 副館長)
日時:平成25年11月23日(土・祝) 13時30分から(予定)

◆アンケート「みんなのお酒事情」

酒器展会期中に陶芸の森入館者向けに「みんなのお酒事情」アンケートを実施します。集計結果は展示室で掲示し、定期的に更新していきます。現代人はどのようにしてお酒を楽しんでいるのか?どんな酒器がお好みなのか?をリサーチします。

出 品 作 品 紹 介

 

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Ⅰ 酒を注ぐ-徳利・銚子- より
① 有田「色絵葡萄栗鼠文瓢形手付徳利」 
(ありた「いろえぶどうりすもんひさごがたとっくり」)
江戸時代前期(1670-1700年代)制作  
佐賀県立九州陶磁文化館・柴田夫妻コレクション
国登録有形文化財

横にした瓢箪形の徳利に把手が付く。把手は瓢箪の蔓(つる)の見立てであり所々に葉の細工がほどこされて、実に遊び心にあふれている。海外にも輸出された有田焼の柿右衛門様式(かきえもんようしき)である。余白を効果的にのこしながら赤・青・緑を中心とする鮮やかな絵付けをほどこした柿右衛門様式は、ヨーロッパの陶磁器デザインに大きな影響を与えた。1670-90年代に流行した。

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Ⅱ 人と人とが酌み交わす-盃、盃台、盃洗- より
② 梅林「交趾釉薬袋盃 七種」 
(ばいりん「こうちゆうふくろはい ななしゅ」)
江戸時代後期(18-19C)制作  
滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵

色鮮やかさと造形が楽しい盃。盃に付く茄子や蜜柑などは袋になっている。盃に酒を注ぐと袋に流れ込み、約2.5倍の酒が入るという仕組み。知らず酌を受けた人はさぞ驚いたことだろう。

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Ⅱ 人と人とが酌み交わす-盃、盃台、盃洗- より
③ 王子山「青磁唐子車形盃台」 
(おうじやま「せいじからこくるまがたはいだい」)
江戸時代後期(19C)制作  
兵庫陶芸美術館蔵

唐子が車をひく姿をかたどった珍しい盃台。車は実際に回り動かすことが出来る。   
王地山焼は、文政元(1818)年に篠山藩が殖産興業の一環として開窯し、京焼の名工・欽古堂亀祐(きんこどうかめすけ)の指導を受けて、青磁や染付の優品を焼成した。

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Ⅱ 人と人とが酌み交わす-盃・盃台・盃洗- より
④ 九谷・松山窯「色絵鴛鴦文盃洗」 
(くたに・まつやまがま「いろえおしどりもんはいせん」)
江戸時代末期(19C)制作
石川県九谷焼美術館蔵

九谷焼の盃洗の名品。盃洗は盃を洗い清めるために水をいれておく器である。特に江戸時代前期頃から、それまでの木製漆器から磁器(やきもの)製の盃が、さかんに作られるようになったことから、酒を献じ、これを受けた人が応えて飲み干し、また返盃するという<献酬(けんしゅう)>の際に、盃が水ですすがれるようになった。盃洗は、江戸で始まった風俗で、次第に地方にも広がった。

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Ⅲ 時代を映す酒器-特別展示「篠田恒男盃コレクション」から-より
⑤「色絵東京オリンピック宣伝盃 四種」
昭和15(1940)年頃制作  
篠田恒男盃コレクション
<1940年まぼろしの東京オリンピック>

2020年の夏季オリンピックの開催地が東京に決まり日本は、お祭りムードに沸いている。
昭和39(1964)年に開催された東京オリンピックをさかのぼること24年、実は昭和15年に東京での夏季オリンピック開催が予定されていたのをご存知だろうか。開催準備は着々と進み、多数の開催記念品が販売され、酒販業界でも、写真のような銘酒の酒屋の名をいれたオリンピック宣伝盃がたくさん配布された。しかし日中戦争の勃発により、国内外から東京での開催はすべきではないという風潮が広がると、日本政府が開催を辞退し、残念ながら幻のオリンピックとなってしまった。

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Ⅲ 時代を映しだす酒器-特別展示「篠田恒男盃コレクション」から-より
⑥ 産地不明「色絵パーマネントウェーブ美人盃」
大正―昭和初期(20C)制作
篠田恒男盃コレクション
<女性たちの憧れ 電髪>

美しく髪型をセットした女性たちが見込に描かれた盃。裏返すとパーマ用の加熱機とおぼしき立体文様がほどこされている。美容室の宣伝盃だろうか。日本にパーマが登場したのは大正12(1923)年といわれ、当時は「電髪」と呼ばれた。昭和5(1930)年頃より女性たちの間で流行した。しかし戦時下ではぜいたくとして禁止され、戦後に再び大流行した。宣伝や記念に作られた盃は、時代を語る器である。

 

第18回セラミック・アート・マーケット in 陶芸の森2013 展示芸術大賞受賞者の発表

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10月12日(土)から14日(月・祝)まで、お陰様でセラミック・アート・マーケット2013を無事終えることが出来ました。ご来園いただいたお客様、出展者の皆様方、どうもありがとうございました。

皆様から、多数の投票を頂いた展示芸術大賞ですが、今回の入賞者は以下のとおりです。

 

金賞・・・奥田 章 (文五郎窯)

銀賞・・・ 村上直子(器のしごと)

銅賞・・・竹口要 (-utsuwa kobako-)

 

入選者に投票いただいた次の方々には、入賞者の作品を陶芸の森からお送りしました。
どうも皆様、おめでとうございました。

またのご来園をお待ちしております。

 

 金賞 奥田章さん 文五郎窯に投票いただいた

       福田在果様(神戸市)

       東 良子様(大津市)

       大森彩湖様(近江八幡市)

       松本尚久様(市川市)

       瀧本美香様(高槻市)

 

銀賞  村上直子さん 器のしごとに投票いただいた

       徳永園子様(宝塚市)

       福田照美様(神戸市)

       川上美津子様(尼崎市)

銅賞  竹口要さん utsuwa kobakoに投票いただいた

       吉原正子様(豊川市)

       中井フジ子様(箕面市)

湯呑茶碗展姫路市書写の里・美術工芸館にて開催中

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 湯呑茶碗は、日本人に最も親しみのあるやきものの一つと言えるでしょう。家庭や職場での個人専用の湯呑茶碗や、夫婦茶碗などの存在は、日本人独特の器文化であることを物語っています。茶を飲む個人専用の「湯呑茶碗」は江戸時代末期頃から普及していったと考えられ、特に江戸時代後期以降には、日本各地の窯で陶磁器制作が盛んになり、素材・色彩・かたち・大小さまざまな湯呑茶碗がつくられるようになりました。
 その小さな器には、つくり手たちの技とこだわりが凝縮されています。

 本展では、明治時代末期から昭和前期にかけて個人で収集された「坂口湯呑コレクション」より、北海道から沖縄まで日本の湯呑茶碗を中心に約270点を紹介します。作品をたどりながら、ちょっと昔の日本を縦断旅してみませんか?やきものの美しさを鑑賞しながら、約100年前の日本に出会うことができるでしょう。


姫路市書写の里・美術工芸館地図

滞在中のアーティストによる展覧会 ジェーン・ノーブリィ 「シガラキ・ミックス」

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シガラキ・ミックス

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ジェーン・ノーブリィ(フランス 滞在期間:2013年9月24日~10月29日)

2013年10月27日~11月6日

am 10:00 – pm 5:00 但し10月28日は休館

A Solo exhibition of Ceramics

shigaraki mix

27th October, 2013 to 6th November, 2013

Jane Norbury, France

the Institute of Ceramic Studies, The Shigaraki Ceramic Cultural Park

陶芸の森デザインコンペ「馬の造形・馬の美」受賞結果のお知らせ

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 陶芸の森デザインコンペ「馬の造形・馬の美」受賞結果のお知らせ

信楽でも狸の置物に代表される、動物をテーマにしたやきものは、人気の商品の一つです。
 今回、陶芸の森では、来年の干支である「馬」をテーマにノーザンファームしがらきの協賛を得、現代の生活にマッチしたモダンな「馬の置物」のデザインのコンペをおこないました。

  43点の応募があり、見事チェ スチョンさんの作品が金賞に輝きました。

それぞれの賞を受賞された方々、まことにおめでとうございます。

デザインコンペ金賞の写真
チェ・スチョン(大韓民国)「無題(untitled)」


デザインコンペ銀賞の写真
廣田 忠美(滋賀県)「陶筐」


デザインコンペ銅賞の写真
加藤 佳世子(滋賀県)「flower base」

入 選

伊藤 美由紀(山口県)  大木 幹郎(群馬県)  浅井 一郎(京都府)

橋本 大輔(大阪府)  今西 泰赳(滋賀県)  濱中 宣秀(滋賀県)

谷村 仁美(滋賀県)  森山 恵(滋賀県)  長沼 杏奈(福岡県)2点

大原 薫(滋賀県)  宇田 安利(滋賀県)


主催:公益財団法人滋賀県陶芸の森

後援:信楽まちなか芸術祭実行委員会

協力:信楽陶器卸商業協同組合、信楽陶器工業協同組合、信楽陶芸作家協会

協賛:ノーザンファームしがらき


台風による水害等の被害からの復興のための寄付について

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 今年9月の台風による水害で信楽町一帯は、甚大な被害を受けました。被災された方には心よりお見舞い申しあげます。

  このような状況ではありましたが、例年どおり、セラミック・アート・マーケットを開催させていただいたところ、おかげさまで3日間で24,108人のお客様をお迎えすることができました。

  開催にあたり、出展者の方を中心にお願いしている企画委員の方々からこのような災害の中でのイベントであることから災害復旧のための寄付を出展者の方々から募らせてもらおうというお話しを頂き、開催期間中に寄付金を募ったところ、78,717円の寄付金が集まりました。セラミック・アート・マーケットの出展者有志及び陶芸の森関係者有志からのこの寄付金については、11月1日に甲賀市社会福祉協議会に寄付をさせていただきましたのでここにご報告させていただきます。

 趣旨をご理解のうえ協力頂きました皆さんにこの場を借りてお礼申しあげます。

 

滋賀県立陶芸の森


好評開催中 ! 朝宮茶と信楽焼の茶の器展11月2日(土)~11月24日(日)信楽産業展示館にて開催中 !!

好評開催中 !! 陶芸館ギャラリー企画平成25年度 シリーズ湖国の陶芸家-現代へのつくり手たちの眼差し-宮本ルリ子-不変・流転[陶と水が紡ぎ出す情景]

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 時代とともに変質する物質と精神の関係、そして移り変わりゆく価値観。宮本の表現に認められる特性は”不変と流転”をテーマに、多様な現代社会を独自の視点で読み解く造形思考にあるといえるでしょう。現代を象徴する容器・ペットボトルをモチーフに、「やきもの」が内包する幅広い要素を混在させながら、価値観の脆弱な一面を示してきました。

 先の震災以降、宮本は自身の意識のなかで、水がより大きな存在に変化していることに気付いたといいます。「やきもの」をめぐる永続性と変動性に、生命の源であり大きな災害要因にもなる「水」が、シンクロしながら紡ぎ出してゆくイメージ。今展では青白磁のペットボトルとその陶片に、画像と音声を組み合わせた四次元的な空間表現に挑みます 。

【内 容】

青白磁のペットボトルとその陶片に、波の画像と音声を組み合わせた作品を出品予定

【会 期】

平成25年11月9日(土)~12月15日(日)

〔休館日〕月曜日
〔入館料〕無料

【会 場】

滋賀県立陶芸の森 陶芸館ギャラリー

【開館時間】

午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

【関連行事】

オープニングセレモニーとアーティストトーク(どなたも参加できます)

日 時:平成25年11月9日(土) 午後1時30分~
※当日は宮本ルリ子氏によるアーティストトークを併せて行います。

 

不変・流転(陶と水が紡ぎ出す情景)展作品イメージ画像
作品イメージ画像

【経 歴】

1985(昭和60)年 大阪芸術大学工芸科卒業
1987(昭和62)年 多摩美術大学大学院美術研究科修了
1990(平成 2)年 財団法人滋賀県陶芸の森 創作研修課指導員-’03まで
1995(平成 7)年 フィラデルフィア芸術大学、ウエストミンスター大学、エディンボロ大学
          (すべてアメリカ)にゲスト・アーティストとして招聘される

1999(平成11)年 インター・ナショナル・セラミック・スタジオ(ハンガリー) 招聘作家
2003(平成15)年 国際交流基金の助成とタイ政府の招聘でチェンマイでワークショップ開催
2004(平成16)年 ミネソタ・アート・シンポジウムに招聘されて講演(アメリカ)
          《アジア芸術家プログラム名誉賞》、アメリカ・バーモントで滞在制作
2006(平成18)年 エコール・ド・アート装飾学校(スイス)招聘作家、ワークショップ開催
2008(平成20)年 《平和堂財団芸術奨励賞》受賞
2013(平成25)年 滋賀県立陶芸の森創作研修館ゲスト・アーティスト

 

【展覧会】

1996(平成 8)年 「欲望の様々な形」(東京/ギャラリーいそがや)
           「アートキャンプ’96」(福井/いまだて芸術館)
1998(平成10)年 「芸術祭典・京 京を創る」(京都/黒谷・金戒光明寺)
1999(平成11)年 「Space Between 神聖なる場所」(京都/京都国際交流会館)-’01にも出品
2007(平成19)年 特別展「ようこそ!たぬき御殿へ」(滋賀県立陶芸の森)
          「やきもののイメージ」(京都/ギャラリーすずき、大阪/ギャラリー白)
          「Clay connects」(タイ/スアンパカド宮殿美術館)
2009(平成21)年 新進芸術家美術展(滋賀/ビバシティ彦根・しが県民芸術創造館)
           -’10・’11・’12にも出品
2010(平成22)年 「とよた美術展」(愛知/豊田市美術館)
2011(平成23)年 特別企画展「陶芸を楽しむ-グ・ル・メなやきものたち」(滋賀県立陶芸の森)

 

【個 展】

東京/コバヤシ画廊
京都/ギャラリーはねうさぎ、ギャラリーそわか、ギャラリーすずき
大阪/ギャラリー白

宮本ルリ子制作風景写真
宮本 ルリ子氏制作風景

平成25年11月30日(土)開催します ! 第4回創作研修館オープンスタジオ参加者募集 !!

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 陶芸の森創作研修館では、国内外の作家が滞在制作をするアーティスト・イン・レジデンス事業を実施しています。平成4年のオープン以来、国内外の陶芸家を受け入れており、その総数は、平成24年度末の累計で48ヶ国、約890名となりました。
 今年度、第4回目の創作研修館オープンスタジオは、現在ヨーロッパから来て制作している二人の作家、ファウスト・サルヴィ氏(イタリア)とキム・シモンソン氏(フィンランド)によるレクチャーを中心に構成します。また、併せて現在滞在中のアーティストが制作しているスタジオを公開します。参加は無料ですので、皆様お誘い併せの上お出でください。


見学日時:平成25年11月30日(土) 10:00-12:00 
レクチャー開催時間: 13:30~15:30

○スタジオで制作中の陶芸家たちは 
河邊ありさ、章印(中華人民共和国)、村田彩、村山まりあ、伊藤彩、澤克典、杉本祐、松本伴宏、鈴木大弓、古谷浩一、東畠孝子、ファウスト・サルヴィ、キム・シモンソンの13名です。


ファウスト・サルヴィ(イタリア)

レクチャー:「LIFE IS A PUZZULE」

ファウスト・サルヴィ氏 略 歴
1982 ナショナル・スクール・オブ・アート卒(イタリア)
1989 ファエンツァで陶芸家としての訓練を受ける
1992 セラミック・アート・ナショナル・スクール(ファエンツァ)卒
1999 セラミックでの加飾を教える(セラミック・センター、イタリア)

レジデンス等の活動

NYU(ニューヨーク)、陶芸ビエンナーレ(韓国利川)、その他エストニア、オーストラリアなどで数多くのレジデンスに参加、またワークショップの開催などをおこなっている。

ファウスト・サルヴィ氏作業画像
ファウスト・サルヴィ氏作業風景


キム・シモンソン(フィンランド)

レクチャー:「キム・シモンソンの仕事」

キム・シモンソン氏 略 歴
1995-2000 ヘルシンキ アート&デザイン大学修士課程修了
その後、フィンランドを中心に個展やグループ展を開催しているほか、ヘルシンキのアラビア社工場にあるアラビア・アート・デパートメントのメンバーでもある。
作品はヘルシンキの国立デザイン美術館ほかノルウェー国立美術館、また信楽の陶芸の森にも収蔵されている。

キム・シモンソン氏作業画像
キム・シモンソン氏作業風景

動画配信 !! おもしろき酒器 からくり酒器実演会

滞在中のアーティストによる展覧会  章 印  「The existing way of memory」

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 章 印 Edison,Zhang  (中華人民共和国)

滞在期間:2013年10月16日~12月3日

会期:2013年11月19日~11月28日

am 10:00 – pm 5:00
ただし、25日休館、28日は午後1時まで

Edison,Zhang(China)

19th November to 28th November, 2013

am 10:00 – pm 5:00

The gallery at The Institute of Ceramic Studies

The Shigaraki Ceramic Cultural Park

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